北野天満宮すぐそこ!妖怪ストリートの名物「妖怪ラーメン」

北野天満宮すぐそこ!妖怪ストリート
みなさん妖怪ストリートの存在はご存知でしょうか?
京都市には妖怪ストリートと呼ばれる商店街があります。
京都市の北に位置する一条通は昔、鬼たちによって行われた行進である百鬼夜行の通り道だったのです。
一条通は昔の平安京の北端に位置し、一条通から南は人々が日常生活を送る世界、そして一条より北は人間以外のモノが住む未知の世界だと信じられていました。
一条通はその境界線であったため、人間と妖怪が出会う場所として知られていました。
その一条通の商店街が2005年、町興しのために妖怪ストリートと名付けられ、妖怪にちなんだイベントをたくさん開催しています。
妖怪だらけの商店街
各店舗にイメージキャラクターの妖怪が置かれていて、名前もあるんです! どの妖怪も可愛いような気味悪いような、微妙なラインを攻めています…。
今日は、そんな妖怪だらけの商店街から、妖怪にちなんだメニューを出しているお食事処いのうえさんを紹介したいと思います!
その名も、妖怪ラーメン!
食べてきました! 妖怪ラーメン
こちらが妖怪ラーメンを出している、お食事処いのうえさん。
ちょうど商店街の真ん中あたりの交差点の角にあります。妖怪がたくさん描かれている看板やのぼりが目立ちます!
そしてこれが、妖怪ラーメンだ!
う、うわぁ…正直な感想。見た目がすごいし、少し食べるのが怖かったです。
黒いスープに紫色の麺…謎の赤い粉…なのに爽やかな香り! もーなんだこれ!
が!! いただいてみるとすごくあっさりしていて美味しかったです。
スープは、鶏ガラベースのスープを竹炭で黒くしていて、紫色の麺はクチナシの花で染めているそうです! 一般的なラーメンの麺の黄色っぽい色もクチナシの花で染めてあるそうで、どちらも天然着色料で体に良いんだそうです。
他の具材としては、チャーシューとニラ、真ん中にあるのはピータンで赤い粉はパプリカの粉なので辛くありません。見た目からは想像もできない、あっさりして優しい味のラーメン…すごい!!
試行錯誤の妖怪ラーメン
妖怪ラーメンは、10年前「妖怪」を使ってどうにか町おこしが出来ないかと考えたときに誕生し、10年たった今でも妖怪ラーメンを目当てに訪れる方も多く、時には外国人観光客も妖怪ラーメンを求めて来店されるんだとか…!
スープの黒色や、赤い粉も、イカスミなどで試したりとたくさん試行錯誤されたそうです。だからこんなに見た目は気味悪いのに、美味しいんだ!
見た目のインパクトと、意外な美味しさが大インパクトの「妖怪ラーメン」是非お試しあれ!
妖怪ストリートアクセス方法
京福電車北野白梅町駅から南東に400メートル
市バス北野白梅町から東へ約200メートル
市バス北野天満宮から南西へ約250メートル