【町家特集】町家にもあった!小さな美しいお庭!

こんにちは
ようすけです。
今回のテーマは町家のお庭についてです!
以前の町家の歴史を学んだ記事で、家の間口の大きさに応じて税金が徴収されていたために、縦長の構造をしていることをお伝えしました。
ただでさえ小さな町家になぜわざわざお庭を設けていたのか?
お庭の役割についてお話しましょう!
町家のお庭は家の中心に作られていることがほとんどです。家の中に光と風を取り入れる機能を果たすだけでなく、日本人に癒しの空間を与え、そこに住む人がいつでも好きな時に自然と繋がることを可能にました。職人などの職住一体型の家に住む商売人にも、お庭は商売の喧騒から離れる唯一の場所を提供していました。
また、お庭は外から見えるものではなく、中にいる人にしか見えないという日本人の謙虚さが現れた構造の1つと言えます。
お城における金や銀と同じように、都会に住む人々にとっては「お庭」というものが富の象徴の1つでもあったため、人々は他とは異なる様々な庭を作っていました。
現代の人から見ると、昔の日本人がいかに限られたスペースをうまく有効活用していたか、感心することでしょう。
このように家の中のあらゆる部屋からお庭を臨むことができ、四季などの変化を楽しむ日本人ならではの文化と言えます。
町家に宿泊した際は、町家のお庭にもお楽しみください。